レポート

「挑戦と応援」をテーマに、コミュニティグループ「BM Talk」を運営・管理する (西田拓稔さん・古川優人さん)

2022/07/25
「挑戦と応援」をテーマに、コミュニティグループ「BM Talk」を運営・管理する (西田拓稔さん・古川優人さん)

■aBCの説明
「社会貢献として、自分も何か行動してみたい」
「解決したい社会課題はあるが、何から始めてよいかわからない」
and Beyond カンパニー(以下aBC)は、そのような想いを実現させる 一つの場です。
aBCは、「意志ある挑戦が溢れる社会を創る」をミッションに2018年に設立された、複数社・個人等で構成されるバーチャルカンパニー(プラットフォーム)です。

■インタビューイーの紹介

古川 優人さん

BM Talkコアメンバー。グラフィック作成担当。
2020年までコロナ禍に於ける在宅者の運動不足解消サービスを画策・推進。現在は大阪大学大学院 工学研究科在学し、ビジネスエンジニアリングを専攻し、まちづくりの研究を行っている。

西田 拓稔さん

BM Talkコアメンバー。企画立案、プロボノ参加メンバーフォローを担当。
水族館の飼育係としてキャリアをスタートさせ、現在は「水族館の創業活動」を行っている。

「意志ある個人」の「意思ある挑戦」を
はぐくみ、ひろげ、つなげる場所「BM Talk」について

―BM Talkは月次イベント「Beyondミーティング」から派生した、参加者・関係者のFacebookコミュニティグループであると認識していますが、具体的にどのような取り組みをされているか、教えて頂けますか。

(西田)Beyondミーティングは、発足以来オフラインで月次開催をしていましたが、コロナ禍によって2020年2月からはオンラインへ舵を切りました。以降、今までリアルの場で行えたネットワーキングの展開が難しくなったため、オンラインでも参加者同士が繋がり合えることを目的に、2020年8月よりオンラインコミュニティ「BM Talk」は発足しました。現在は300人超のメンバーがコミュニティグループに参加しています。
基本的にはBeyondミーティング本会に関わる全ての人を繋げる為の場です。更に踏み込むと、コミュニティに参加している個々人が「新たな挑戦に取り組めること」と「既存の挑戦を深化できる」場でもあります。

(古川) その上で、「BM Talk」の主な取り組みとしては主に3つの機能を担っています。
 ①ネットワーキング機能 (同じ関心を共有する仲間と出会えること)
➁広報機能 (自由投稿を通して、活動の宣伝・アンケートを実施できること)
 ➂コミュニティ内のイベント開催 (参加者・活動者のパーソナリティを知れること)

BM Talk で活躍する「意志ある個人」

―お二人の参画の経緯と、参画理由を伺うことはできますか。

(西田) 以前Beyondミーティングに登壇をした友人より誘われて、イベント当日にBeyondミーティングへ参加したことがきっかけです。そこからBeyondミーティングの運営にも関心を持ち、2021年初頭より運営に携わらせて頂いています。
 始めて参加した時、Beyondミーティング参加者が非常に「いきいき」と楽しく時間を過ごしていたことが印象的でした。
僕自身も、みんなが「いきいき」としている場を創りたいと思い、運営に参加をさせて頂いています。
(古川) 友人からの紹介をきっかけにBeyondミーティングのことを認知しました。当時個人で活動を行っていた事もあり、登壇者として登壇をし、2020年秋頃より、発足したてであった「BM Talk」オンラインチームに参加をしています。
参加した理由は、自分の所属する既存コミュニティ以外での人の繋がりを想像し、助けになりたいと考えていたためです。
どうしても、既存のコミュニティにいると、自分の「当たり前」が「当たり前」として捉えられ、広がりがありません。僕自身は工学部出身だからこそ、外部に出ることで、自身の持つ技術が「当たり前ではない」と初めて認識します。このように、「当たり前」が「当り前ではない」という稀有な価値を多くの方へ共有・認知してもらいたいと考えています。

―ありがとうございます。強い想いを持って活動に参画されていることが非常に伝わりました。次に、お二人が感じられる、BM Talkの「おもしろさ」を教えて頂けますか。

(西田) 個人が活動できる余白・表現の自由度の幅がある事だと思います。
BM Talkは日々進化・変化しています。インタビュー形式のポッドキャストイベント「BMくらぶはうす」など、1年前では考えていなかったようなサービス、企画が出現しています。これはコミュニティ運営に参加している人・コミュニティに所属している人が、「もっとこうしたい」「こんなことできたらいいのに」という想いから作られているものです。個々人が思う「完成」に自由なスタイルで近づけていく姿を見ることができる点が、魅力だと思います。
(古川) 西田さんと同じで、圧倒的な自由度・表現度の高さであると認識しています。
活動・表現の規制が無いので、個々人の活動の幅を広げることができます。僕自身はコミュニティに参加する個人を、よりリアルに表現できるデザインを広げていきたいと思っているので、このような「挑戦してみたいけど、挑戦ができない・アウトプットができない」といった際の、アウトプットが自由にできる場であることに価値を見出しています。

―意思を持って挑戦が臆せずできる場なのですね。ありがとうございます。
「BM Talk」参画以降で得られた、新たな視点・考え・スキル、また、ご自身・ご自身以外で感じられた変化などはありますか。

(西田) 総じて「対話力」だと感じています。対外的な部分だけではなく、自分自身とも向き合うきっかけに大いになったと感じています。今までは自分以外の方と接する場合、一種の「不安」や「焦り」を感じていましたが、自分に向き合って「挑戦」を進める中で、「不安」や「焦り」というのはなくなっていきました。
(古川)「表現力」と「周囲を分析する力」です。先に申し上げた通り、個人をよりリアルに表現したいと思い、グラフィック製作をさせて頂いています*。表現する相手を精緻に、そして複数の視点から分析する事は、アウトプットの質を高めるうえで非常に大切な要素になります。

*以下、古川さん製作グラフィック掲載

―今までの挑戦で、更にご自身も進化の手ごたえを感じられた、というのは非常に素晴らしいですね。ありがとうございました。今後、BM Talkではどのようなことを実現されていきたいか、伺えますか。

(西田) 人が交流する場所を、より創造できるプロボノチームを創りたいと考えています。
プロボノメンバーで、Beyondミーティングのnoteを最近立ち上げたことで、更にクリエイティブに、楽しく、Beyondミーティングに参加してくれた方々や、運営に関心を持って頂いた参加者皆さんの活動に対し、より多くの方が表現の幅を広げることができると嬉しいです。
(古川) 今までは「表現力」だけに拘っていましたが、今後は「発信力」を磨いていきたいと考えています。「どうしたら多くの人の中から関心を持ってもらえるか」、コミュニティが大きくなるほど課題になっていきます。少しでも、目を引く表現・伝わりやすい内容のアウトプットができるように力を付けていきたいです。

BM Talk の 「今後の展望」

―最後に、今後BM Talkの運営にはどのような人に参画してほしいでしょうか。また、期待することや、実現してほしい取り組みなどがあれば教えてください。

(西田) 人と交流する事が好きな人や、学びを求めている人は、BM Talkのもつクリエイティブな活動と相性は良いと考えています。まずはBeyondミーティングに参加をしてみて、ぜひ関心があればだれでも、気軽に参加して頂けると嬉しいです。*

(古川) 更に「個人」の個性を引き出すことに関心がある人や、誰かのプロデュースを行いたい人も、とても楽しく取り組めるのではないかと思います。ぜひご自身のご関心に素直に耳を傾けて、お気軽にご連絡ください。*

 *お問い合わせ先:
Beyondミーティング問合せフォーム

編集後記

 誰でも気軽に「挑戦」そして、「何か助けたい」という想いを行動に移せる場は勇気づけられました。一般的にハードルが高く感じてしまう「挑戦」ですが、そのような活動や想いを後押ししてくれるコミュニティがあるのは、非常に安心を感じます。既に活動をされている方、活動をしたいけど模索されている方、活動を考えていないが社会と繋がりを感じたい方、異なるフェーズの「個人」全員が主役になれる場は素敵ですね。
 個人的に、2022年1月Beyondミーティングに登壇したことがありました。どうしても一人で活動をしている場合、自身の活動を肯定できない局面を多々感じます。そんな中、「意志ある個人を全力応援!」して頂ける場は、一気に味方が増え、自分の夢・想いが、自分だけではなく参加者全員の夢となり、非常に支えられました。 そんなBeyondミーティングで出会った人たちのコミュニティである「BM Talk」を、「自由度・表現度が高い場」と仰っていた西田さんと古川さん。誰もが平等に主役になって活動できる運営の場を、この記事をきっかけに興味を持ってくださる方が増えれば嬉しいです。

上島 幸子 / インタビューアー

アビームコンサルティング株式会社(aBCパートナー企業)。
2020年よりBeyondミーティングの運営サポート、コミュニティの立上・運営管理に携わる。

掲載内容は2022年1月7日時点

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